四季折々の変化を見せる豊かな環境の中、太陽、土、緑、水などすべての自然に触れ

五感をフルに使うことは、現在忘れられがちなことですが、

豊かな感性を健やかに育て、人間らしい心を育んでくれる大切なことです。

子どもの健やかな成長に不可欠な要素は、もっともシンプルなもので、

自然の中で友だちと楽しく遊び、おいしいごはんを食べ、

たくさん体を動かすことだと思っています。

山のてっぺんに登り、「雲が動いているよ」「風が吹いて気持ちがいいね」

夕陽を見て、「空がオレンジ色になっているね」「白い月が見えるよ」

園庭に寝転んで、「空が青いね」

そんな子どもたちの声を聞くと、しっかり豊かな心が育っていると実感し、安心します。

子どもの「今」に必要なものを与え、様々な体験を通じて

・身体を使うことが大好き

・自分で考えることが大好き

・人と関わることが大好き

そんなふうに育つことを目指しながら、

野生のキジが住んでいるこの場所を少しお借りして、

子どもたちが、一度しかない子ども時代を子どもらしく過ごせることを願っています。

 

きじの山保育園 園長