「食べること」は、一生を通した
人間の大切な営みです。
きじの山保育園では、体や脳が発達する幼少期に、和食を中心とした献立で五感を育みながら
子どもたちが元気に成長し、食事が美味しく楽しく身近で
そして大切だと感じられる環境を提供していきます。
栄養士 川原 広美
私たちが考える、保育園給食の役割
・子どもの五感(触る・味わう・匂う・聞く・見る)を養い、食べることが好きになる
・栄養バランスのとれた食事により健康な身体づくりをし、子どもの成長を保障する
・旬の食材を知り、興味を持つ
きじの山保育園の給食
・国産の食材を使用し、旬を取り入れた給食を提供しています。
・調味料はできるだけ添加物や化学調味料が入っているものは使用せずに調味しています。
・昆布とかつお節からの出汁をしっかりとり、素材そのものの味を大切にしています。
・薄味でしっかりと素材の味が感じられるように、和食中心の献立にしています。
・行事にまつわる伝統食を給食に取り入れ、子どもたちに伝えています。
おやつについて
子どもたちは一度にたくさんの量を食べることはできませんので、私たちはおやつも大事な食事のひとつとして考えています。
10時(0~2歳児のみ)と15時のおやつの時間を設けて、様々な食材を使用した手作りおやつで、不足しがちな栄養素を補うようにしています。
食育について
・日常生活の中に自然に取り入れています。野菜の皮むきやおにぎり作りなど、保育士と連携しながら行います。年齢に応じた「クッキング」も行っています。
・野菜の栽培をしています。子どもたちが自分で育て、収穫し、調理室へ届けてくれます。自分で育てた野菜は苦手だけど頑張って食べてみようかな、という気持ちが芽生えるようです。収穫した野菜はクラスで食べたり、給食やおやつに使ったりして野菜を食べる意欲を育てています。
離乳食について
・主食(お粥)+主菜(たんぱく質)+副菜(野菜)+汁物+果物を月齢や発達に応じて提供します。
・昆布やかつお節のだし汁を使い、コトコトと煮込み素材の味かわかるように盛り付けています。保護者の方と保育士、栄養士が連携し、月齢や個人の喫食量、咀嚼の様子などを考慮しながら、ひとりひとりに合わせて形態を変えながら作っています。
アレルギー対応
医師の診断書に基づきアレルギー対応の食事は個々にあわせて行っていて、普通食とあまり異ならないようにできるだけ代替食で対応をしています。誤食のないよう個人のトレーや食札を使用しています。
食器について
・陶器や磁器を使用し、しっかりとお皿の重みを感じながら食べています。食器の形もスプーンですくいやすいように直角に近い形のもの(未満児)を使用しています。
・離乳食のスプーンは個人の口の大きさ、形に応じて種類を変えていきます。